幸せになるにはどうしたらいいのか?


幸せになるにはどうしたらいいのか?

その疑問からこの本を読み始めた。
いや、違うな。読み始める前は自分の人生に絶望しきっていた。
自分が一瞬でも思い描いた夢を叶えることは出来ないのではないかと思っていた。
これが僕の不安の要因だった。ただの一般人になること。それがすごく怖かった。

この本を読んで学んだことが3つある。
1.絶望の飛来は希望よりも疾い。
自分の心のなかに目を向けてみよう。
不安になる時がとても多くある。そして、それは希望が届くよりも早く心のなかに到達し、僕の目からは希望は消え去る。
希望を持ち続けることが困難であることを知ろう。
だから、こそ持つべきなのだ。

2.まず幸せになること
先の見えない、あるいは見えてしまった未来の為に不幸は生まれる。
そのような不幸は考えない。そのような状況に陥ってしまったことから抜け出す方法を考えるのではなく、
幸せになるためにはどうすればいいかを考える。

3.幸せになろうとする意志を持つこと
最近の目標を持ちなさいという風潮はとても苦手です。
目標を固定的に定めると、そこしか目に入らなくなってしまう。そして、それを達成できなかった時のリスクを考え始める。
そもそも、その目標はなんのためにあるのか?
それは幸せになるためだと思う。
幸せになるために、目標を達成するんでしょう??感情的な部分を抜かして考えると、駄目。

「まず、幸せになることを決心しましょう。」


でも、こういう自己啓発のような本は自己を変えるべき、行動を変えるべきの羅列でとてもつらくなる。
それはある意味での自己否定だから。

 

幸福論 (岩波文庫)

幸福論 (岩波文庫)